聖ルプレヒト教会 信徒会


聖ルプレヒト教会の信徒会はウィーンの中心地区にある都市的な環境に影響を受ける、雑多な人々の織り成す社会である。基底をなすのはこの教会に縁を感じ、この信徒会において、人間であること、キリスト者であることを聖書に沿ってまた自分の良心に適って生きていくことができ、また責任を持って一緒に行動していくことができると信じる人間である。この信徒会の生命を支えていく支柱ともいえるものは:

ユダヤ教教会(集会所)への近さ、またゲスタポがあったモルツィン広場への近さもこの信徒会にとって重要である。1938年11月ポグロム(pogrom: ロシア語源の言葉で、もとの意味は「破壊」。11月11日に各地でユダヤ教教会やユダヤ人商店・住居などが破壊され、また放火された)を想う集いの内容構成にあたってルプレヒト教会信徒会が意図するのは、この教会の地理的位置が持つ特別な神学的かつ歴史的意義に対する一般の関心を促すことである。これは、リュディア・ラッポルト(Lydia Roppolt)作の新しいステンドグラスのテーマにも、またキリスト教の根、ユダヤ発祥を常に顧みるということにもその刻印をのこしている。

シティと呼ばれるウィーン第1区内にある教会として、いわゆる「バミューダ三角地帯」(この近辺の飲食店街)や観光客とのかかわりも大切である。私達はウィーン最古の教会として教会の建物だけではなく「美術史の宝」を預かっているという事実も考慮し、観光客にも信仰を持つ人々同様に「立ち寄るところ」と「自省の場」を提供すべく(いままで同様に)努力している。

Manfred Pintar マンフレッド・ピンター

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